OpenAIでテキスト抽出を行ってJENKAの変数として取り扱う

OpenAIでテキスト抽出を行ってJENKAの変数として取り扱う

メールやチャットで受け取った非定型の文章から特定の部分だけを抽出したい場合、OpenAIコネクタを利用して整形し、JENKAの変数として扱うことが可能です。
本手順を実行する場合はOpenAIのAPIキーが必要となります。OpenAIコネクタや、OpenAI側の設定につきましては当該コネクタの説明ページをご参照ください。
(OpenAIコネクタのご説明) https://help.jenka.jp/portal/ja/kb/articles/openai

ワークフローの例

メールで受け取った文章をAIで整形し、データ変換コネクタで変数にしてスプレッドシートに書き込む例です。



コネクタごとの説明

1. 整形したい文章を取得するコネクタ

下記のような本文のメールを受け取った場合を例とします。

2. OpenAIコネクタでデータ整形

メッセージとして、データをCSV状に整形するように指示してください。
下記は一例ですが、区切り文字の違いや、不要な箇所の削除などは、整形したい文章に応じて変更してください。
事前に普段お使いのAIツールで、プロンプトの調整と整形結果をお試しいただくことをおすすめいたします。
Idea
プロンプト

下記の「:」で区切られた文章をCSVとして利用できる「,」区切りの文字列に変換してください。
「==注文==」の文は削除してください。
文中の改行は維持してください。
途中の空白文字は除去してください。

{整形したい文章を含む変数をここに入れます}
この結果、下記のような文章に整形されます。
Idea
OpenAIコネクタ実行後の文章

顧客名,JENKA食堂
メールアドレス1,jenka1@example.com
メールアドレス2,jenka2@example.com
電話番号,000-0000-0000

3. 整形したデータをリスト型データへ変換

データ変換コネクタの「リスト型データへ変換」の操作を利用し、JENKAの変数として取り扱えるデータに変換を行ないます。
下記の画像の例では、「顧客名」などの項目に対応する変数名を「キー」、「JENKA食堂」などの項目の内容を「値」という変数名に設定しています。

4. リスト処理

データが2行以上の場合は複数回の処理となりますので、リスト処理を入れてください。
これ以降の処理は、利用したいサービスに応じて変数をご利用ください。

5. データを利用するコネクタ

Google Sheetsコネクタを利用し、「キー」変数と「値」変数の内容をスプレッドシートに書き出した例です。